超ISO企業研究会

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活動報告 超ISOメンバーによるつぶやき 第6回 丸山 昇

2016.07.01

 

みなさんこんにちは、今回は丸山昇がつぶやきます。

 

その前にちょっと自己紹介。

私は「ぺんてる」という文具会社で、品質管理やTQMを主な仕事として長年勤めましたが、55歳で退職して独立しました。

仕事の一部として「中小企業診断士」の看板も加えて、企業へのコンサルタントや診断・指導も行っています。

今日はその仕事のお話しを通してISO9001やQMSのことをつぶやきましょう。

 

 

独立当時からずっとやっている業務の一つに、都道府県の公的機関から依頼される「設備リース診断」があります。

これは融資申請をした中小企業の設備投資に対して公的資金を融資して大丈夫かという診断です。

平たくいえば、診断をした結果、この会社はつぶれずに事業を継続していける会社かどうかの判断をし、事業継続するためにはなにをしなければいけないのかを助言してあげることです。

 

つい先日、ある製造会社にいきましたが、工場に入った時の第一印象からなにか、しっかりと管理をしている安心感がありました。

経営者の方の話も筋が通って信頼できそうです。

ふと壁を見ますと、ISO9001認証の登録証が掛けてありました。

“あーそうなのか”と改めて世界でISO9001の認証を取引の前提条件としていることの意味が分かったような気がしました。

 

そして「守破離」と言う言葉を思い出しました。

剣道だとか、“何とか道”でよく使う言葉で、最初は「型」から入りこれを守り、次第に自分の道を見つけ出せ、と言うような意味だそうです。

「管理」ということに素人だった中小企業にとっては、やはりPDCAを回すための「型」は必要であっただろうし、初めての会社と取引を開始しようとした時は、せめて最低限のひととおりの「管理」くらいは出来る企業であるかはどうかを判断する基準として使うISO9001の意味も分かるような気がしました。

私の診断で言えば、まずは事業が継続できるかどうかの基本は、PDCAサイクルを回しながら経営をしているかどうかです。

 

でも「型」はあくまでも「型」であって、これに「魂」が入らなければ本当の強さにはなれません。

多くの元気な会社は、深いつきあいになってくると “これを見てくれますか。

社員以外にはだれにも見せないのですが・・・”と言って案内してくれることがよくあります。

それを見ても素人の私にはなんの事やら分からないし、なんでこれが?というような意外なものが多いのですが、現実にはそれがその組織の競争力の源泉になっているのです。

 

そしてそれらを見て思うのは、これが出来るまでに重ねた改善努力や、これを突き動かしている“お客様に認めてもらおう”とする強い思いや、顧客が何を求めているのかを見抜く力の存在です。

多くは、社長の個人的な能力に頼っているのが多いのですが、そのような中小企業は、これが「組織の力」となるように「システム化」されたらきっと無敵だろうな、と思うのです。

まさに鬼に金棒でしょう。

 

さてこれは中小企業だけのことでしょうか?

大きな組織でも全く同じだろうと思います。

企業の大小にかかわらず元気な企業は必ず競争で勝てる力をもっています。

しかし一方では、その力がいつまで続くのだろうかという不安と隣り合わせです。

競争で勝てる力を持続するための鍵は、その力をいつでも、どこでも、だれでも発揮できるようにする「システム化」なのです。

このシステム化がまさに超ISO企業研究会が考えるQMSです。

 

もしもあなたの会社がISO9001でQMSを構築していて、それが「型」のままでいるなら、この規格改正を機会とらえて、これを「破」り、「離」れて、自社の競争力を維持・強化し、事業の継続・発展に寄与するようなQMSに強化されてみたらいかがでしょうか。

 

 

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