(2) |
品質計画書
製品実現の計画のための文書の一つとして、(規格要求事項7.1の参考1にある)「品質計画書」があります。この「品質計画書」は、特定の製品、プロジェクト、又は契約を実現するにあたって必要とされるプロセス・資源を規定するもので、次のような製品等を対象に作るといいと考えられます。
- 新製品
- 品質問題の多い製品
- 向け先・用途の関係で特別な管理をしなければならない製品
- 特に顧客から要求された製品
- 管理方法を大幅に変更した製品
この「品質計画書」のなかでは、その特定製品についての品質目標・要求事項、製造工程、各種標準・規格、異常処置、責任者等を記述しなければなりません。その為の特別な書式を作るより、製品仕様書や品質保証体系図やQC工程表や作業指示書 等を集めてセットにしたものをそれとする場合が多いようです。
このような関係を、図式化した例を以下の図1に示します。
図1 品質計画と品質計画書との関係(概念図)
|